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本の感想と日々のできごと

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聖夜
評価:
佐藤 多佳子
文藝春秋
¥ 1,450
(2010-12-09)

JUGEMテーマ:読書 

パイプオルガン――この心の震えは、祈りに似ている

“俺は記憶のないころから鍵盤に触れてきた”。聖書に噛みつき、ロックに心奪われ、メシアンの難曲と格闘する眩しい少年期の終わり

『第二音楽室』に続く“School and Music”シリーズはオルガン部が舞台。ものごころつく前から教会の鍵盤に親しんだ鳴海は、幼い自分を捨てた母への複雑な感情と聖職者としての矩(のり)を決してこえない父への苛立ちから、屈折した日々を送ります。聖書に噛み付き、ロックに心奪われ、難解なメシアンの楽曲と格闘しながら、高3の夏が過ぎ、そして聖夜。瑞々しく濃密な少年期の終わり。闇と光が入り混じるようなメシアンの音の中で鳴海がみた世界とは。(OY)
文藝春秋HPより

佐藤さん、連続刊行の二冊目です。
一冊目がわりとかる〜く読めたので、ちょっと物足りなく思ってたのですが、こちらはじっくり読ませる長編。
とてもよかったです。

なんというか、ひさびさに目の離せない主人公でした。
高校生の男子なんですが、いろいろぎりぎりな感じが危うくて。
外に見せる顔と内側の自分。そのゆがんだ差異に自分も気づいてるけど、どうしようもない。
溜め込んで溜め込んで溜め込んで。
音楽に乗せて開放されていく様子がなんとも言えず良かったです。
またパイプオルガンってのが彼の雰囲気に合ってる!メシアン、どんな曲なんだろう。

学校のエピソードもいいんだけど、家族のエピソードもいい。
ちょっとのずれからどんどん乖離していく人間関係が、またちょっとのきっかけで近づいたり。
なんだか素敵な物語でした♪

そういえば、あとがきで『第二音楽室―School and Music』の一人称「ウチ」表記についての説明ありました。
関東の今の子たちは普通に使ってるらしいです。そうなのか。
アクセントも私の思ってる「ウチ」とは違うみたい。
なんか面白い。けど、ちょっと気持ち悪い(笑)
|  ◆佐藤多佳子 | 19:32 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
第二音楽室
JUGEMテーマ:読書 
あの場所で、ウチらはイカれた最高のパーティーをしてた

鼓笛隊の“おちこぼれ”ピアニカ組。練習場所は第二音楽室。あのころ屋上教室には特別な時間が流れていた。音楽室に彩られた4つの物語

4年ぶり待望の新作は2ヶ月連続刊行の中・短篇集。ノスタルジィの匂い漂う音楽を巡る物語をあわせて5篇お届けします。第1弾となる本書4人の語り手は少女たち。表題作は、鼓笛隊のおちこぼれ組が過ごした短くて幸福な夢みたいな時間のスケッチ。他初恋以前の気分が甘酸っぱい「デュエット」、リコーダーアンサンブルのハーモニーの美しさを封じ込めた「FOUR」、軽音部の繊細な友情を鮮やかに描く「裸樹」と傑作揃いのカルテットとなりました。(OY)
文藝春秋HPより

音楽をテーマにした短編集。
2冊連続刊行の1冊目。

表題作、主人公の女の子の一人称に違和感。
「ウチ」いうんですかね?私の周りで一人称が「ウチ」なのは母親だけですが…
その後のお話にもあったので、実は結構使われてんのかな?
さておき、第二音楽室に集う子ども達。小学生ということですが感覚的には中学生くらいな感じがするけど、今はこんなのかもしれん。
身近にこのくらいの子がおらんので、なんだか得体が知れないです。私の知らないところでえらいことになってたりして(笑)

「FOUR」が好きでした。
リコーダーアンサンブル、聴いてみたいなあ。
あと「デュエット」。
男女ペアでデュエットを歌いなさいという指令が先生から出ちゃう。
いや、これはクラスがいい状態かどうか、一発でわかってしまいますね。おそろしや。
盛り上がりそうだけど、どうしたらええかわからん!ってなりそう。
遠くで眺めてみたいもんだ。
|  ◆佐藤多佳子 | 18:56 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |
一瞬の風になれ 第三部 ドン
一瞬の風になれ 第三部 -ドン-

『一瞬の風になれ 第三部 -ドン-』佐藤多佳子(講談社)
すべてはこのラストのために。話題沸騰の陸上青春小説

ただ、走る。走る。走る。他のものは何もいらない。
この身体とこの走路があればいい……。
「1本、1本、全力だ」

そして、俺らはいつものように円陣を組んだ。総体に行くためだけでなく、タイムを出すためだけでなく、鷲谷と戦うためだけでなく、何より、俺たち4人でチームを組めたことのために走りたいのだった。
「この決勝走れて、どんなに嬉しいか、言葉じゃ言えねえよ」
全3巻圧倒的迫力の完結編!!
講談社HPより

すっばらしい!!

私、もう最初から泣きっぱなしでした。

「イチニツイテ」「ヨウイ」とためてきたもの、育ててきたものがちゃんと実になった感じ。
彼らの成長を見れてとても良かった。

特に〈連〉!ちゃんと飯食ってる(笑)!!
ほっといてもちゃんと育ちそうな〈新二〉はあんまり心配してなかったですが、〈連〉の大人になったこと!ちゃんと居場所が見つかって良かったねえ…本気になれて良かったねえ、としみじみしてしまいました。

彼らが走ってる場面は本当に熱かった。
興奮しました。
これまでいっぱいがんばってきたことがいろいろ思い出されました。
仲間っていいなあ。青春です。

あれとかこれとかまだまだいっぱい気になることはあるんだけど、彼らはちゃんと自分の足で一歩一歩進んで行くのでしょう。(本音を言うとやっぱり読みたいんですけどね。特に健ちゃんは気になります。そっちでもう一本書いて欲しいくらい)。

いやあ、いいもの読ませていただきました。
終わっちゃってさびしいです。
|  ◆佐藤多佳子 | 22:07 | comments(6) | trackbacks(4) | pookmark |
一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ
一瞬の風になれ 第二部

『一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ』佐藤多佳子(講談社)

さて。1巻のイチニツイテに続く第2巻、ヨウイです。3巻はドンっすね。
力をためる巻。→1巻の感想はこちら

割と時間を空けずにの読書となりました。しかし、つらい。3巻はまだ出てないんですよポロリ

〈新二〉は二年生になりました。新しい出会い(新入生ね)あり、別れ(先輩の引退)ありと繰り返されている当たり前のことなんだけど、ああそうだったなあ、と懐かしくなりました。

なんというか、じわじわと着実に力を蓄えていってる〈新二〉が頼もしかったです。先輩になったわけだしね。
わかりやすい〈新二〉の成長とは別に彼の親友〈連〉の成長にも目を見張るものがありました。やっぱり仲間っていいなあ、と思える。良い仲間がいて人というのは成長するんだなあと。
〈連〉はすごい集団行動が苦手なのに個人船の100メートル走よりリレーの方が大事、ってのが彼らの関係をすごくあらわしていると思います。良い仲間がいて良かったねえ。

ところでところで、この巻では最後に爆弾が。どうもやりきれん…

いよいよラスト、今まで蓄えてきた力を出し切って凄いもの見せて欲しいなあ。
ああ、待ちきれん!!
|  ◆佐藤多佳子 | 22:10 | comments(3) | trackbacks(2) | pookmark |
一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ
一瞬の風になれ 第一部  --イチニツイテ--

『一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ』佐藤多佳子(講談社)

スポーツの秋です。
腰痛で私自身はスポーツはできんのでせめて活字で…(いや、腰痛があろうがなかろうが運動はあんまり…)。

とはいえ、この本三ヶ月連続刊行の一発目ですので、どのタイミングで読もうか悩んでたのですが(新刊待つのは楽しみだけどつらい)、結局このタイミングに。でもやっぱり3巻揃うの待った方が良かったかな?

子どもの頃からずっとやってたサッカーをあきらめて、陸上に転向した主人公。サッカーでは天才の兄が、そして陸上では天才の友達。その主人公〈新二〉の視点で物語りは語られるわけですが、こんな才能ある人たちが近くにいながらも腐らずがんばれる〈新二〉はすごい。まっすぐで心の強い男の子だと思う。なんか良い家庭で育ったんだろうなーって感じの子。素直なんだけど嫌味がない。もちろん嫉妬でぐるぐるしたりもするし。

天才の友達〈連〉との関係も同じく天才の兄との関係もすごく良い感じ。
彼らも一目置いてるし。実際〈新二〉はなにかしそうだしね。これからが楽しみな男なのです。
でもまあ、私はやっぱり天才肌の人たちがなんか好きで〈連〉とかすごいすきなんですけど。
他にも先生とか、チームメイトとか良いキャラクターが揃ってます。

陸上ってのは個人競技って感じがしますが、リレーがあったな、と思い出しました。リレーのシーンは熱いです!
最後まで読めてないのはあれだけど、終わってないってゆーのもちょっと嬉しい。今後そうなるか本当に楽しみです。
とりあえず次は2巻だ!
|  ◆佐藤多佳子 | 21:39 | comments(3) | trackbacks(2) | pookmark |

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