ぼちぼち

本の感想と日々のできごと

ご訪問ありがとうございます。
TB・コメント大歓迎です♪(記事と関係ないものは削除させていただきます)
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
空白の叫び
空白の叫び 上 空白の叫び 下

『空白の叫び(上)(下)』貫井徳郎 (小学館)
「普通の中学生」がなぜ殺人者になったのか

久藤美也は自分の容姿や頭脳が凡庸なことを嫌悪している。頭脳は明晰、経済的にも容姿にも恵まれている葛城拓馬だが、決して奢ることもなく常に冷静で淡々としている。神原尚彦は両親との縁が薄く、自分の境遇を不公平と感じている。〈上巻〉第一部ではこの3人の中学生が殺人者になるまでを、その内面を克明にたどりながら描く。その3人が同じ少年院に収容されて出会うのが第二部。過酷で陰湿な仕打ちで心が壊されていく中、3人の間には不思議な連帯感が生まれる。〈下巻〉第三部。少年院を退院した彼らはそれぞれ自分の生活を取り戻そうとするが、周囲の目は冷たく、徐々に行き場をなくしていく。そして、再び3人が出会う日がくる。 少年犯罪を少年の視点から描いた、新機軸のクライムノベル。
Amazon.co.jp 商品紹介より

久々に長いお話を読みました。上下感で1200ページ弱です。
でもそれほど長く感じなかった(いや、まあ長いのは長かったんですけど)。
少年たちのこれからが気になって、先を先をという感じでした。
面白かった…とは違う気がするんですが非常に充実した読書だったように思います。
読み応え十分でした。

少年犯罪のお話。
三人の少年が主人公なのですが、三者三様で興味深い。
なんというか、人を殺すとかって本当に一瞬の魔みたいなものがあるんだろうな、と思いながら読んでました。
一瞬箍が外れる、と言うのは誰にでも起こることのような気がして怖い。

三人が人を殺す理由はそれぞれの視点で語られるので、結構理解できたりするんですが、それだけにその後の生き方が本当に難しいな、と感じました。
誰が裁くのか、誰が許すのか。
結局、どうしたらええねん、と思う。本当にやりきれない。

ところで登場人物の中ではやっぱり〈神原〉がどうも不気味で怖かったです。結局こういう悪気のなさそうな子が一番怖いんだろうなとか思ってしまう。客観的に境遇を見る同情する点が多いようには思うんですけど。
…最後ちょっとほっとしてしまったもんな……
残りのふたりは結構好きでした。特に頭のいい人に弱いワタクシは〈葛城)が…
あと、女性陣は全体的に嫌な感じでした。
〈柏木〉気持ち悪い…

まあとにかく最後まで引き込む力はさすが!な感じの2冊でした。
面白かったです。
|  ◆貫井徳郎 | 22:00 | comments(6) | trackbacks(4) | pookmark |
愚行録
愚行録
愚行録
貫井 徳郎

『愚行録』貫井徳郎(東京創元社)

なかなか面白かったです。
ええ、はい。あの事件のことでしょ? えっ? どうしてわかるのかって? そりゃあ、わかりますよ。だってあの事件が起きてからの一年間、訪ねてくる人来る人みんな同じことを訊くんですから……。数多のエピソードを通して浮かび上がる、人間たちの愚行のカタログ。痛烈にして哀切、『慟哭』の作者が放つ新たなる傑作!

ってゆーのが東京創元社のHPの書籍紹介の引用なんですが。

?ってことはあの被害者の夫婦の言動が〈愚行〉だったということなのかしら?
そっか。それはちょっと感じ方が違ったかも。
タイトルの意味わからなかったんですよね、あんまり。

私が面白かったのは、被害者夫婦の人となりを聞かれてインタビューに答えてる人たちの言葉。
みんな結構ひどいことを話してるんですが、自分のつくろい方?みたいのが興味深かった。みんな、自分はいい人なんだってことを主張するんですよね…微妙にかばう発言したりして。
ああ、確かにこういう話し方する時ってあるよなあ、と思ってしまいました。

インタビューと、間間に挟まれる子どもの話。
これが最後にどうからまってくるのかなあ、とすごく楽しみにしてたんですが、割と普通に終わってしまって残念でした。
もっと、ひゃー!みたいになりそうな気配があったのに。
だから最後はちょっと肩透かしな感じでした。期待しすぎ?
|  ◆貫井徳郎 | 12:36 | comments(2) | trackbacks(5) | pookmark |

CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
昨夜のカレー、明日のパン
昨夜のカレー、明日のパン (JUGEMレビュー »)
木皿 泉
2013年のお気に入り。
RECOMMEND
あと少し、もう少し
あと少し、もう少し (JUGEMレビュー »)
瀬尾 まいこ
2012年のお気に入り。
RECOMMEND
64(ロクヨン)
64(ロクヨン) (JUGEMレビュー »)
横山 秀夫
2012年の5つ星。
久々に読めて嬉しかった。
RECOMMEND
([お]7-7)てのひらの父 (ポプラ文庫)
([お]7-7)てのひらの父 (ポプラ文庫) (JUGEMレビュー »)
大沼 紀子
2011年のお気に入り。
随分違う装丁になりましたが文庫になってます。
RECOMMEND
小暮写眞館(上) (講談社文庫)
小暮写眞館(上) (講談社文庫) (JUGEMレビュー »)
宮部 みゆき
2010年の5つ星
文庫になっております。
RECOMMEND
RECOMMEND
天地明察(上) (角川文庫)
天地明察(上) (角川文庫) (JUGEMレビュー »)
冲方 丁
2009年の一冊。
文庫になりました。
RECOMMEND
天地明察(下) (角川文庫)
天地明察(下) (角川文庫) (JUGEMレビュー »)
冲方 丁
文庫になりました。
装丁カッコイイ。
RECOMMEND
戸村飯店 青春100連発 (文春文庫)
戸村飯店 青春100連発 (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
瀬尾 まいこ
2008年の一冊。
文庫になりました。お試しあれ!
RECOMMEND
ゴールデンスランバー (新潮文庫)
ゴールデンスランバー (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
伊坂 幸太郎
2007年の一冊。
文庫になりました。オススメ!
RECOMMEND
キサトア (文春文庫)
キサトア (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
小路 幸也
2006年の一冊。入手困難でしたが、文庫になりました。
…前の装丁のが好きだ…
RECOMMEND
てのひらの父
てのひらの父 (JUGEMレビュー »)
大沼紀子
2011年の一冊。
RECOMMEND
天地明察
天地明察 (JUGEMレビュー »)
冲方 丁
2009年5つ星。

じわじわ興奮の一冊。
RECOMMEND
キサトア
キサトア (JUGEMレビュー »)
小路 幸也
ものすごく大好きな本。
2006年の私の一冊。
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
CATEGORIES
ARCHIVES
本の検索
本のブログ
にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ 【ほんぶろ】〜本ブログのリンク集
カウンター
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS
SPONSORED LINKS