ぼちぼち

本の感想と日々のできごと

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長い廊下がある家
評価:
有栖川有栖
光文社
¥ 1,575
(2010-11-19)

JUGEMテーマ:読書 
悪意ある者の奸計に、火村英生の怜悧な頭脳が挑む。
読書に知的興奮を。切れ味抜群の本格ミステリ傑作集。

二つの邸を繋ぐはずの、長い、長い廊下。
閉ざされた扉の前で、誰の耳にも届かない叫び声があがる。

廃村に踏み迷った大学生の青年は、夜も更けて、
ようやく明かりのついた家に辿り着く。

そこもやはり廃屋だったが、三人の雑誌取材チームが訪れていた。
この家には幽霊が出るというのだ──。

思い違い、錯誤、言い逃れに悪巧み。
それぞれに歪んだ手掛かりから、
臨床犯罪学者・火村英生が導き出す真相とは!?
光文社HPより

お気に入りの火村シリーズの短編集。
じっくり読ませる長編も好きだけど、お手軽な短編も好き。

全体的に雰囲気が違うような気がしたのは、多分「ロジカル・デスゲーム」のせいかと。
〈火村〉が犯人と命をかけてゲームするという漫画みたいな設定。
この作品の肝となる話って、説明されてもなんだかスムーズに頭に入ってこない…
確率って考えれば考えるほど、わけわかんなくなってく気がします。

あとは、基本的にいつもどおりなのかな。
表題作、単純だけど楽しかったです。
あ、〈アリス〉が活躍する「天空の眼」ってのもありました♪
相変わらずのふたりのやり取りには心和みます。


それにしても全然感想が書けません。もう一月分くらいたまってる。
今年こそは…って思ってるんだけど。
|  ◆有栖川有栖 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
闇の喇叭
JUGEMテーマ:読書

大きな権力に支配されたもうひとつの日本。「探偵が必要とされない」世界で、探偵はどのように事件に取り組むべきなのか……。空前絶後のミステリー!

平世21年の日本。第二次世界大戦後、ソ連の支配下におかれた北海道は日本から独立。北のスパイが日本で暗躍しているのは周知の事実だ。敵は外だけとはかぎらない。地方の独立を叫ぶ組織や、徴兵忌避をする者もいる。政府は国内外に監視の目を光らせ、警察は犯罪検挙率100%を目標に掲げる。探偵行為は禁じられ、探偵狩りも激しさを増した。そんな中、謎めいた殺人事件が起きる。すべてを禁じられ、存在意義を否定された探偵に、何ができるのか。何をすべきなのか?

理論社HPより

装丁のなんともかっこいい本です。

理論社のミステリーYA!、有栖川さんの新作♪と軽い気持ちで手に取ったのですが、これがなんとも重苦しいお話。

第二次世界大戦、3発目の原子爆弾が日本に投下、北海道とそれより南で分割統治、その後の北海道の独立、北と南の敵対関係…
あったかもしれないそんな世界では、警察が大きな権力を持ち、探偵行為は禁止されている。

探偵行為の禁止っていう設定だけじゃダメだったのかな?この設定は結構好きなんだけど。だめですか。

さておき、設定が大層なわりに、序盤は緩めのミステリで、この調子でお話がすすんでいくのかしら?と思いました。
禁止されていながら、自分たちで考え謎に挑むソラ、ガンジス、景以子たち3人組にはとっても好感が持てます。
特にソラ、ガンジス。いい感じです。3人のバランスもよい。
そして、ソラとお父さんの関係が好きでした。お父さんとムスメが仲いいのはほっこりする。

で、ラストは正直、この後どうなんねん!っていう展開に唸りました。
お父さんの活躍ももっと見たかったかな。昔の事件とか知りたい。
そして何より、ソラのこれからが猛烈に気になります。
再会はあるのか?とかとか。
|  ◆有栖川有栖 | 20:20 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
火村英生に捧げる犯罪
評価:
有栖川 有栖
文藝春秋
¥ 1,650
(2008-09-25)
JUGEMテーマ:読書

殺された女性エステティシャン。作家・有栖川有栖への不審な電話と、大阪府警に届く火村英生宛の挑戦状。名コンビが活躍する8篇

京都で、30歳のエステティシャンが扼殺(やくさつ)された。ほどなくして、大阪府警に「これは火村英生に捧げる犯罪だ」という文面の挑戦状が届く。一方、作家の有栖川有栖のもとには「先生に盗作されたと言っている人物がいる」との怪電話が……。気鋭の犯罪社会学者・火村英生と、ワトソン役の作家・有栖川有栖が登場する人気シリーズ、当社の単行本初登場です。表題作を含む短篇4本、そして携帯サイトに掲載された掌篇4本の計8本、本格ミステリーの旗手の精緻かつ洒脱な作品世界に、秋の夜長、どっぷりお浸かり下さい。(KH)
文藝春秋HPより

表紙がなんだか渋いです。
バラエティに富んだ火村シリーズの短編集。
なんだかバランスのよい構成で、楽しく読めました。携帯サイトに掲載されたという掌編が何気にいい感じだったような。
いつもながらの後書きも、裏側がわかって面白いです。枚数調整は大変なのだねえ。

途中途中に思わず噴出すような文章があって、実際笑っちゃいました。
今回意外にこういうコネタが多かったような。
アリス、めげずに頑張れ。

「鸚鵡返し」、火村の一人称ってのが珍しかったです。
表題作は、タイトルがかっこええなあ。そのわりに犯人がしょぼかったけど。そういえば、全体的にタイトルは良かった気がします。
楽しいミステリ短編集でございました。

私、湯川より火村のが好きだなあ。
|  ◆有栖川有栖 | 21:54 | comments(5) | trackbacks(2) | pookmark |
妃は船を沈める
評価:
有栖川有栖
光文社
¥ 1,680
(2008-07-18)
JUGEMテーマ:読書

この願い事は、毒だ。ゆっくりと全身に回る。

所有者の願い事を3つだけ、かなえてくれる「猿の手」。〈妃〉と綽名される女と、彼女のまわりに集う男たち。危うく震える不穏な揺り籠に抱かれて、彼らの船はどこへ向かうのだろう。
──何を願って眠るのだろう。

臨床犯罪学者・火村英生が挑む、倫理と論理が奇妙にねじれた難事件。
光文社HPより

火村シリーズの(いちおう)長編ということですが、ふたつの物語とそれをつなぐ幕間で構成されています。
あいかわらず、火村とアリスの会話が楽しかった。

そして、一つ目のお話の『猿の手』の解釈談義がきっかけで事件の真相が暴かれるってのが良かったです。
『猿の手』に関する解釈あれこれは北村薫さんと実際にやりあった?ことらしいのですが、それを巡るやりとりそのものも面白いし、そこからこういうお話を思いつくのかっていうのも興味深い。

そしてどうでもいいけど、火村センセ、准教授になっちゃった。
学校教育法の改正のせいらしいけど、やっぱり助教授のがなじみ深いし響きもいい感じが…
法律のこととはいえなんだか残念。
|  ◆有栖川有栖 | 21:37 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
壁抜け男の謎
評価:
有栖川 有栖
角川グループパブリッシング
¥ 1,575
(2008-05-01)
JUGEMテーマ:読書

犯人当て小説から、パロディ小説、近未来SF小説、本格推理小説まで、バラエティ豊かな作品集。めくるめく有栖川ワールド。

あなたの推理はまとまったかな?では、聞かせてもらおうか。
縦横無尽に張り巡らされた16の罠。眩くアリス・ワールドへようこそ。
犯人当て小説から近未来小説、敬愛する作家へのオマージュから本格パズラー、そして官能的な物語まで。眩くアリスワールドのカオス!有栖川有栖の魅力を余すところなく満載した傑作作品集。
角川書店HPより

ここ10年ほどに書かれた、短編・掌編を集めた作品集ということで、既に読んでる作品もちらほら。
あらすじにあるように、相当バラエティに富んだ作品集で、こういうのも書くんだなあとか思いながら読んでました。
SFぽい作品もあって楽しかった。

でも個人的には、実は最後のあとがきが一番面白かったです。
いろいろな著者の思惑が興味深かった。
お話を読んで、著者の思惑を感じ取ってたよ!というのもあれば、へえ〜、そういうつもりだったのかと思うものも。
こういう種明かし、賛否両論でしょうが、私は面白かった。

『本からはじまる物語」(メディア・パル)(感想はこちら)にも載ってた「迷宮書房」についての裏話で、「元書店員の私は、休み時間に目を通すなら本屋を舞台にした法螺話がいいと考え、大型書店に立てこもったテロリストと自衛隊の死闘を書きかけた」とあって、その話が猛烈に読みたくなったのでした。
どこかで書いてくれないかな?
そもそも本屋さん向けの小冊子っていうのも気になりますが。
|  ◆有栖川有栖 | 20:39 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |
女王国の城 (創元クライム・クラブ)
評価:
有栖川 有栖
東京創元社
¥ 2,310
(2007-09)
JUGEMテーマ:読書

舞台は、急成長の途上にある宗教団体の聖地、神倉。大学に顔を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿を訪れる。室内には神倉へ向かったと思しき痕跡。様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、4人はレンタカーを駆って木曾路をひた走る。〈城〉と呼ばれる総本部で江神の安否は確認したものの、思いがけず殺人事件に直面。外界との接触を阻まれ囚われの身となった一行は決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し……。江神シリーズ待望の書き下ろし第4長編。著者あとがき=有栖川有栖
東京創元社HPより

ちなみに上記HPによると
*第1位『週刊文春』「2007ミステリーベスト10」/国内部門
*第1位『2008 本格ミステリ・ベスト10』/国内ランキング
*第3位『このミステリーがすごい!2008年版』国内編
だそうで。

今年最後の連続長編読書第一弾!!
2段組500P!

江神シリーズ待望の新作はなんと15年ぶりだそうで、本の後ろにあるシリーズ既刊のあらすじ読んでもほとんど思い出せないという体たらく。
当時はアリスと年が近かったのに、江神さえもとうに追い抜いてしまった(>_<)
読みやすいんですけど、さすがに2段組は長く感じました。

舞台は、住民の大半が信者という宗教団体「人類協会」の聖地。
この怪しげな設定がすごい効いてました。
アリスたちはこの総本山?の建物に監禁されることになるんだけど、殺人事件あり、脱出劇ありとハラハラドキドキさせられました。
さすがに大学生だけあってフットワークが軽い!

現実では15年の年月がたってるわけだけど、作品世界はそのままの時間だったので、あの時代ならではのこと(特にやっぱり携帯電話って生活を変えたなあ。ミステリもこれの普及前普及後で変わるよな)があって、懐かしく思いました。
途中のUFO関係のネタはあんまり興味がないこともあってわずらわしく感じたりもしたんだけれど、基本的には満足。

最後の最後で半分忘れかけてた(私だけ?)最初の謎が明かされて、なんだかほのぼの。

…次作はもうちょっと早めにお願いしたいです。せめて5年以内くらいに…
|  ◆有栖川有栖 | 22:03 | comments(5) | trackbacks(1) | pookmark |
スイス時計の謎
スイス時計の謎

『スイス時計の謎』有栖川有栖(講談社文庫)

帰省のお供に持って帰ったもう一冊。
関西方面なので、それにふさわしい本を?と、積読コーナーから選び出された一冊なのでした(すんごい倍率なのですよ)。
やっぱり文庫はらくちんです、と文庫レビューの時はいっつもゆってますね。単行本には単行本のいいところがあるんですけどね。

で、今回は先に感想を書いた『乱鴉の島』(新潮社)と同時進行で読むという、まあ以前はわりとよくやってたけどさすがに同じシリーズではやったことないことをやってしまいました。
さすがに混乱するな…というのが感想…

短いのと長めのいろいろ4つが入った短編集。お得?です。
こちらはなんと言うか旅にぴったりという感じの本でした。
火村のシリーズはもうすごく安定してて安心して読めます。
すごくびっくりするようなこともないけど期待はずれではなかった。面白かったです。
私は表題作が結構好きです。美少女ネタは狙いすぎな気もしますが。でも実際そんな名前の人いたらそう思うよねえ。なんにしても好きなキャラの昔話とかはちょっとほくそえむ感じ。

長編も短編も同じ温度で読めた気がします。楽しかったです。
|  ◆有栖川有栖 | 09:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
乱鴉の島
乱鴉の島

『乱鴉の島』有栖川有栖(新潮社)

火村シリーズ最新作は初の孤島もの!と聞いてあれそうやっけ?と思ってしまった。
そっか、あれは江神のほうか。→『孤島パズル』(東京創元社)
やってそうやけどないんですねぇ。
そして久々の長編だそうです。
新本格の作家さんの中では一番良いペースで新刊が出てる気がするのですが。

ちょうど関西方面にいるときに読んだので大阪弁がスムーズな感じでした。さすがに自然な関西弁ですもんね。

今の世の中閉じられた世界をつくるにはやっぱり孤島とかしかないのかな?携帯もこれだけ普及すると…

アノ人の登場シーンは漫画みたいで良かったです。連載中はあの登場のシーンで切れてたらしいですね。ははは。どうしても想像してしまいますよね、H氏を…

お話は本格!な感じで楽しく読めました。そんな無茶な…もやっぱりありなのです。
そしてやっぱり私は火村好きです。
|  ◆有栖川有栖 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(2) | pookmark |

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