ぼちぼち

本の感想と日々のできごと

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傷痕
評価:
桜庭 一樹
講談社
¥ 1,680
(2012-01-12)

JUGEMテーマ:読書 
直木賞作家・桜庭一樹の長編

彼は世界に愛された、だが――。

突然この世を去ったスーパースターが残した愛娘をめぐり、大人たちの欲望と思惑が交錯する。最愛の人を失い傷ついた少女の悲しみと回復、そして再生を丹念な筆致で描き出す。

この国が20世紀に産み落とした偉大なるポップスターがとつぜん死んだ夜、報道が世界中を黒い光のように飛びまわった。彼は51歳で、娘らしき、11歳の子どもが一人残された。彼女がどうやって、誰から生を受けたのか、誰も知らなかった。凄腕のイエロー・ジャーナリズムさえも、決定的な真実を捕まえることができないままだった。娘の名前は、傷痕。多くの人が彼について語り、その真相に迫ろうとする。偉大すぎるスターの真の姿とは? そして彼が世界に遺したものとは?
講談社HPより

マイケル・ジャクソン。洋楽全然興味ない私でも何曲か知ってて、周辺のあれこれも耳に入ってきたりする大スター。
彼が亡くなったとき、もうこういう人は出てこないんだろうなあ、と思ったものです。
この作品は彼が日本にあった、という設定。
なんだろ?とりあえず、彼が日本にあるということにものすごい違和感。
マイケル・ジャクソンのイメージが強すぎるために、作品にとっていいこともあったんだろうけど、私は悪いほうに引っかかってしまったなあ。日本では生まれんやろ!ってのがずっと頭にありました。

お話自体は桜庭作品にしてはさらりとした印象。いつものぬるぬるとした粘着感がほとんどなくて、ある意味読みやすかったです。
傷痕のことがあんまりわかんなくて、ちょっと残念だったかな。
傷痕より孔雀のほうがまだわかったような。

最後のセレモニーで父娘のことを語る周りの人々の言葉が印象的でした。
|  ◆桜庭一樹 | 21:56 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |
伏 贋作・里見八犬伝
評価:
桜庭 一樹
文藝春秋
¥ 1,700
(2010-11-26)

JUGEMテーマ:読書 
桜庭ワールド、今度は江戸時代へ!

娘で猟師の浜路は江戸に跋扈する人と犬の子孫「伏」を狩りに兄の元へやってきた。里見の家に端を発した長きに亘る因果の輪が今開く

江戸で「伏」と呼ばれる者による凶悪犯罪が頻発。小娘だが腕利きの猟師浜路は、浪人の兄と伏狩りを始める。そんな娘の後を尾け、何やら怪しい動きをする滝沢馬琴の息子。娘は1匹の伏を追いかけ、江戸の地下道へと迷いこむ。そこで敵である伏から悲しき運命の輪の物語を聞くが……。『里見八犬伝』を下敷きに、江戸に花開く桜庭一樹ワールド。疾走感溢れるエンターテインメントをお楽しみください。(YS)
文藝春秋HPより

確かに桜庭ワールドだなあ。
でもいつもに比べてさらりとした読み心地。
なかなか楽しかったです。
アニメ化ということですが、なるほどという感じ。
この雰囲気はアニメに合いそう。
長いけどさくさく読めました。ちょっと子どもの本読んでるような気がしたり。〈浜路〉のせいかな?元気いっぱいでした。

馬琴の息子の〈冥土〉の描く贋作のほうの八犬伝。
切なくて、おどろおどろしい部分もあったり、興味深かったです。

八犬伝は原作は読んでなくて、こういう風に作家さんの解釈が入ったやつばっかり読んでて、本当のところがよくわからん(^_^;)
一回読んでみたいとは思うけれど…
|  ◆桜庭一樹 | 22:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ファミリーポートレイト
評価:
桜庭 一樹
講談社
¥ 1,785
(2008-11-21)
JUGEMテーマ:読書

恐るべき最高傑作!
直木賞受賞後初の書き下ろし長編1,000枚。

あなたとは、この世の果てまでいっしょよ。
呪いのように。親子、だもの。

ママの名前は、マコ。マコの娘は、コマコ。
すなわち、それがあたし。あなたの人生の脇役にふさわしい命名法。
『赤朽葉家の伝説』『私の男』――集大成となる家族の肖像(ファミリーポートレイト)!
講談社HPより

一月に海外旅行!したときに持っていった一冊(根性!ってか飛行機で読めるかなあと思って)。
これがもう長くて長くてぜんぜん終わらなかった。
ちなみに読んだのは帰りの飛行機が3時間くらい遅れて(地獄!)、そのときにがんばって読んだのでした。
待ち時間も長くて終わらない、本も長くて終わらない…(-_-;)

『私の男』(文藝春秋)が父と娘の物語ならば、こちらは母と娘の物語。
どろどろと、そして生活とか人ににおいが感じられるのはいつもどおり。

しかし、なんというか母と娘の物語ってのはどうも生々しくてやだな。

本がいっぱい出てきて、うっとりしました。
|  ◆桜庭一樹 | 22:13 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
荒野
評価:
桜庭 一樹
文藝春秋
¥ 1,764
(2008-05-28)
JUGEMテーマ:読書

山野内荒野、12歳。恋愛小説家の父と暮らす少女に、新しい家族がやってきた。“恋”とは、“好き”とは? 感動の直木賞受賞第一作

『私の男』で直木賞を受賞した桜庭さんの、受賞後第一作の登場です。
北鎌倉の旧家で、恋愛小説家の父、若いお手伝いさんと3人で暮らす12歳の少女・山野内荒野(こうや)。中学の入学式に向かう電車で彼女は一人の少年に助けられるのですが、教室で再会した彼はなぜか氷のような視線を荒野に投げかけてきます……。
「好き」という気持ちの、最初の光が兆すその瞬間。「子供」が「少女」にかわる、本人にもわからない臨界点。「恋」、「青春」、そして「女」というものをまったく新しい姿で描きだす、感動の長篇小説です。(II)
文藝春秋HPより

長いけど、面白かった。

なんというか桜庭さんの作品って生々しい…
いろんなものがむき出しにされてるっていう印象を受けます。
こういう作品をいっぱい書けるのってやっぱりちょっとすごいなあ。
そして、この作品がもともとファミ通文庫ってにもビックリ。ファミ通文庫にもいろいろあるんやね。

主人公〈荒野〉が少女から大人へと成長していく姿が印象的に描かれていました。
そのほかの女子たちもなかなか好印象。
綺麗で大人っぽい〈江里華〉やスポーツ少女の〈麻美〉。
それぞれの恋や友達への思いが興味深く読めました。
大人の女性陣もなかなかだったし、〈荒野〉との関係もいい雰囲気でした。

そして舞台になってる鎌倉が良かった。物語とあってた。

個人的に女の人にだらしないだめだめな父がかなり好きで、出番を楽しみにしてた気が…
|  ◆桜庭一樹 | 21:59 | comments(17) | trackbacks(10) | pookmark |
私の男
評価:
桜庭 一樹
文藝春秋
¥ 1,550
(2007-10-30)
JUGEMテーマ:読書

狂気にみちた愛のもとでは善と悪の境もない。暗い北の海から逃げてきた父と娘の過去を、美しく力強い筆致で抉りだす著者の真骨頂

消費されて終わる恋ではなく、人生を搦めとり、心を縛り支配し、死ぬまで離れないと誓える相手がいる不幸と幸福。
優雅で惨めで色気のある淳悟は腐野花(くさりのはな)の養父。物語はアルバムを逆から捲るように、二人の過去へと遡る。震災孤児となった十歳の花を若い淳悟が引き取った。空洞を抱え愛に飢えた親子には、善悪の境も暗い紋別の水平線の彼方。そこで少女を大人に変化させる事件が起き……。黒い冬の海と親子の禁忌を、圧倒する恐さ美しさ、痛みで描ききる著者の真骨頂。お楽しみに!
文藝春秋HPより

装丁が美しい!
が、お話の方はもうどろどろ、排他的で閉塞感がただよう物語。読んでて息苦しくなった。
濃かった…

なんというか、ものすごく嫌な気持ちと憧れるような気持ちがありました。
ここまで、依存しあってというか、二人の世界で完結してるのは幸せそうだなと。

ただまあ、最初の方に抱いてた〈淳悟〉への好感度は物語が進むにつれて地を這うことに…
特に「おかあさん」には怒りを覚えました。

それにしても、もうちょっと何とかならんかったのかな。ならんかったんだろうな…

過去へ過去へと遡っていく形式で、冒頭の二人がどうなったか気になってたのでちょっと残念でした。
哀しいお話でした。


と、実はこのお話2・3日前に読んだんですが、どうも後に引きずる本です。
気がついたらいろいろ考えてしまう…
たまにはこういう本もいいものですが。
|  ◆桜庭一樹 | 20:32 | comments(7) | trackbacks(4) | pookmark |
青年のための読書クラブ
評価:
桜庭 一樹
新潮社
¥ 1,470
(2007-06)
しかし、諸君、世界は本当に空っぽか? 注目の奇才、ド迫力の新境地。

東京・山の手の伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。校内の異端者だけが集う「読書クラブ」には、長きにわたって語り継がれる秘密の〈クラブ誌〉があった。そこには学園史上抹消された数々の珍事件が、名もない女生徒たちによって脈々と記録され続けていた――。今もっとも注目の奇才が放つ、史上最強にアヴァンギャルドな“桜の園”の100年間
新潮社HPより

桜庭さんってあんまり読んだ事ないんですけど、なんだか個性的な文章ですよね…
素なのか計算なのかどうなんだろう。

読書クラブ、楽しく読めました。
それにしても装丁の美しい本だ…

女子校ってどんなんなんでしょうね〜。私はずっと共学だったので未知の世界。
女ばっかりの学校で起こる数々の事件は、バラエティ豊かでベタな感じも受けつつなるほどと納得してしまいました。
「赤朽葉〜」の時も思ったけど、時代時代の風俗が面白いし、それぞれの時代の少女たちが生き生きとしてた。

読書クラブの本棚に紛らわせてあるクラブ誌ってええなあ。ものすごく探してしまいそう。
読書クラブって読書部を想像してましたけど、どっちかというとサロンみたいな印象ですね。
行ってみたい…
|  ◆桜庭一樹 | 21:57 | comments(7) | trackbacks(3) | pookmark |
赤朽葉家の伝説
評価:
桜庭 一樹
東京創元社
¥ 1,785
(2006-12-28)
「山の民」に置き去られた赤ん坊。この子は村の若夫婦に引き取られ、のちには製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれて輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そしてニートのわたし。高度経済成長、バブル崩壊を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる3代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の血脈を比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。2006年を締め括る著者の新たなる代表作、桜庭一樹はここまで凄かった!
東京創元社HPより

久しぶりの読書記事です♪
まっかっか。
2段組300ページ越え。今の私にはちと荷が重いか…と思ったんですが、危惧してたほどの長さは感じませんでした。

最初はやたら句読点が多い文章やなあ…と思ってました(作品世界に入るまでは読点が多いと、やたら息継ぎさせられる感じでイライラするのです)が、結構ずっとその調子なので慣れればなんとか大丈夫でした。

目次を見て女三代記なのねと読み始めたけど、第一部を終わった感想はなんじゃこりゃ?いまいち作者の意図がつかめないまま第二部へ。
昭和から現在までの時代史か?これ?と思いはじめて、だんだんあんまりそういうころを考えなくなったところで読了。

面白かった、のかな?むむ。
登場人物たちと、彼女たちが生きた時代・土地の雰囲気はすごくよく伝わってきました。所々懐かしかったり、笑えるところもあったり。

個人的には二部の毛鞠と百代の関係がなんとも恐ろしく好みでした。
可視できないってのはすごい。っうか、むごい。
あの性格なのに…

最後はあっさりしててちょっぴり肩透かしでした。
最初目次を読んで全然違う結末を予想してたので(三代目が殺人者になると思ってた)。
まあ「今」な感じではあったけど。

実は、読んでるときはあんまり興奮しなかったんですが、あとから考えるといろいろ好きなところがでてきたかもです。
|  ◆桜庭一樹 | 19:51 | comments(7) | trackbacks(3) | pookmark |

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