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東京島
評価:
桐野 夏生
新潮社
¥ 1,470
(2008-05)
JUGEMテーマ:読書

あたしは必ず、脱出してみせる――。ノンストップ最新長篇!

32人が流れ着いた太平洋の涯の島に、女は清子ひとりだけ。いつまで待っても、無人島に助けの船は来ず、いつしか皆は島をトウキョウ島と呼ぶようになる。果たして、ここは地獄か、楽園か? いつか脱出できるのか――。欲を剥き出しに生に縋りつく人間たちの極限状態を容赦なく描き、読む者の手を止めさせない傑作長篇誕生!
新潮社HPより

思ってたより、サバイバルなお話でした。
というのは、もうちょっと島に流されるまでの話があるんかなあと思ってたので。

32人のうち女性が一人だけ、という設定にちょっとびびりつつも、〈清子〉が図太いというかしたたかというか、それほどグロイ展開にはならずに一安心。
逆にこれくらいタフじゃないと、こんな環境では生きていけないのか…というのを感じました。私は無理だな…(^_^;)

それにしても、もちろん〈清子〉自身の性格とかもあるんだろうけど、彼女の新生活へのなじみ方と、周りの男共(と言いたくなる)との対比が面白いです。

読んでて気持ちいい話では決してないのに、ぐいぐいと読んでしまうのはさすが。
この話元ネタがあるそうで、それもちょっとビックリした。

おまけ。第44回谷崎賞受賞作品となりました。
|  ◆桐野夏生 | 21:35 | comments(6) | trackbacks(4) | pookmark |
メタボラ
評価:
桐野 夏生
朝日新聞社
¥ 2,100
(2007-05)
日本の社会に未来はあるのか? ニート、請負労働者、ホスト、バックパッカー……。〈自分探し〉の果て、下流社会を漂流し続ける若者たち。記憶を失くした青年は、ゼロからの〈自分探し〉=新しい〈自己創造〉の旅に出る。桐野夏生が新境地に挑んだ最新長編小説。
朝日新聞社HPより

およそ600ページに及ぶ大作。新聞小説ですね(載ってたのは知ってる)。
分厚いし、重いし、評判もちょっぴり微妙でどうしようかと思ったんですけど、読みました!!
さすがに読み始めると止まらない。一気でした。

前半は記憶をなくした主人公が、文字通り自分探しをしながら過去を取り戻していくお話で、一体彼は何者なのか?彼がこうなった理由がなんで?とかいろいろ気になることがあってぐいぐい読めました。
沖縄のいろいろも興味深かった。

で、ある意味ファンタジーっぽく読める前半と違って、後半は暗さ大爆発。
「ワーキングプアー」って今問題になってるけど本当にどうしようもないなあ、とやりきれない気持ちに。
ゆがんでる…
ものすごい悪循環で、本当にどうしようもなくって…まさに未来がないって感じでした。
もうひとりの主人公の結末もなんとなく今ってこうだなとか思ってしまった。子どもも親も自分の事ばっかり。

ちらりと思ったのが、これほど「ワーキングプアー」が社会問題になってて暴動とかは起こってもおかしくないような状況なのに、そうはならないんだなあ、と。
日本らしいというか…
小説ですら、そうはなりそうにない。
ひとりひとりで完結してるからかな。群れないイメージがあります。
この諦めのムードもなんだか……

とにかくいろいろ考えさせられた一冊でした。
|  ◆桐野夏生 | 22:31 | comments(7) | trackbacks(1) | pookmark |

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2006年の私の一冊。
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