ぼちぼち

本の感想と日々のできごと

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横道世之介
評価:
吉田 修一
毎日新聞社
¥ 1,680
(2009-09-16)

JUGEMテーマ:読書
 
なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった。懐かしい時間。愛しい人々。 『パレード』『悪人』の吉田修一が描く、風薫る80年代青春群像。

毎日新聞社HPより

よこみちよのすけ。
味のあるええ名前ですねえ。

のんびりしてるし、ぽんやりしてるし全然冴えない男の子なのに、だからこそなのか憎めない人物です。
基本的にはごく普通の大学生活が描かれますが、多分こんな感じだったんだろうなっていう私よりちょい上世代の時代の雰囲気がよく出てました(と思います)。
それとは別に大学生ってのがそうやんなあっていうのもあって、なんだか懐かしい気持ちにさせてくれる一冊でした。

大学時代、楽しそうでいいな。
いや、私も楽しかったんだけど、今からするともっと楽しめた気がするんだよなあ。もったいない。

|  ◆吉田修一 | 22:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
元職員
評価:
吉田 修一
講談社
¥ 1,365
(2008-11-05)
JUGEMテーマ:読書

514円が全ての始まりだった。娼婦、妻、友人、嘘、欲、ホテル、アユタヤ、ムエタイ、仕事……目の前を横切るあらゆる光景が危険な結末へと導いていく。吉田修一が到達した最高の「犯罪文学」。
講談社創業100周年記念出版「書き下ろし100冊」第1弾!

背後の風景が、すとんと抜け落ちたような気がした。突然、断崖絶壁の先端に後ろ向きで立たされたような感覚だった。栃木県の公社職員・片桐は、タイのバンコクを訪れる。そこで武志という若い男に出会い、ミントと名乗る美しい娼婦を紹介される。ある秘密を抱えた男がバンコクの夜に見たものとは?
講談社HPより

最高の「犯罪文学」…
う〜ん…

変なタイトルやなあと思いながら読んでて、その辺のことは読んでるうちにあっさり腑に落ちるんですが、なんというかただそれだけ、というか…
結局魔がさす話なんかな?
ぴんとこなかったです。
|  ◆吉田修一 | 20:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
あの空の下で
評価:
吉田修一
木楽舎
¥ 1,260
(2008-10-09)
JUGEMテーマ:読書

芥川賞・山本周五郎賞・大佛次郎賞作家が描く“あの人”の記憶

ANA機内誌『翼の王国』で連載された珠玉の短編小説12編とエッセイ6編が収録。
吉田修一氏としては、初の読み切り連載小説およびエッセイの単行本化となり、ファン待望の一冊です。
木楽舎HPより

木楽舎ってあんまり聞いたことない出版社だなあって思ってたんですが、「ソトコト」出してる出版社みたいです。ロハスの雑誌ですよね。ふ〜ん。

ANAの機内誌に掲載されてたということで、読み心地のいい、ほんのり気分の良くなるお話が揃ってます。
空の上で、これからの旅を思いながら読むのにちょうど良さそう。
それぞれ短いお話なのに大変いい雰囲気でまとまってて、さすが。
とっても気持ちよく読み終わることができました。

飛行機に乗って旅立ちたいなあ(できればぬくいところに行きたい…)。
|  ◆吉田修一 | 21:57 | comments(6) | trackbacks(2) | pookmark |
さよなら渓谷
JUGEMテーマ:読書

きっかけは隣家で起こった幼児殺人事件だった。その偶然が、どこにでもいそうな若夫婦が抱えるとてつもない秘密を暴き出す。取材に訪れた記者が探り当てた、15年前の“ある事件”。長い歳月を経て、“被害者”と“加害者”を結びつけた残酷すぎる真実とは――。『悪人』を超える純度で、人の心に潜む「業」に迫った長編小説。
新潮社HPより

新潮社のHPからひいたあらすじは、最初のコピーがネタバレと思ったので、念のため削除。しかし、この後はネタバレするかもしれないのでご注意を。

吉田さんの新刊は『悪人』(朝日新聞社)よりの社会派路線。
後からふと見てみると結構短い作品(200Pほど)で、でも長さのわりに濃厚な物語でした。

かなり早々にちらりと頭に浮かんだ(でもそんなことはないだろうと打ち消してた)事が
本当になって、複雑な気分に。
そんなメロドラマ?みたいな展開でええのかと突っ込みを入れつつも、なんだかんだ読まされました。さすが。

二人の関係は苦く、結末もなんともいえない感じだったんですが、こんな関係になってしまうのも人間なのかなあとか。
共感はできないけど、こういうこともあるかもとは思いました。
評価:
吉田 修一
新潮社
¥ 1,470
(2008-06)

|  ◆吉田修一 | 21:05 | comments(11) | trackbacks(5) | pookmark |
静かな爆弾
JUGEMテーマ:読書

出会いは突然で、言葉にならない緊張のなか、出会った彼女は彼の心へしっかりと刻まれた。過ぎ行く日々に翻弄されながら保たれる絆。恋愛小説の新境地を切り開く意欲作。
中央公論新社HPより

『悪人』(朝日新聞社)で、これまでとは違った面を見せてくれた吉田さん。
新作は前路線に戻るのか、それとも…って思ってたんですが、間くらい?
これもまたすごい良かったです。
タイトルの通り、静かな、でも深いところでふつふつとしたものを感じる一冊。
あらすじに恋愛小説とあるけれど、私はそうは読めなかったかな。

物語は、テレビ局で報道関係の番組を作ってる〈俊平〉が公園で耳の聞こえない女性〈響子〉と出会うところから始まります。
〈響子〉と出会って意識した音のない世界。
映像の世界にいる〈俊平〉は普通より多くの音に接しているわけで、その戸惑いが印象的に語られていました。

〈響子〉と親しくなっていって一緒に過ごすことが多くなるけれども、日々の生活の中ですれ違いがあったりすると、声に出して思いを伝えられないことに対するもどかしさとか苛立ちを感じる。言葉の無力感、というか。
その一方で仕事では言葉を必死になって追ってる。その言葉がないと伝えられないから。

決して饒舌ではないけれども、語り過ぎない空白の部分にあるもの。
「言葉」とは何だろうと考えてしまう作品でした。
評価:
吉田 修一
中央公論新社
¥ 1,365
(2008-02)

|  ◆吉田修一 | 19:00 | comments(6) | trackbacks(5) | pookmark |
悪人
評価:
吉田 修一
朝日新聞社
¥ 1,890
(2007-04-06)
なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう――携帯サイトで知り合った女性を殺害した一人の男。再び彼は別の女性と共に逃避行に及ぶ。二人は互いの姿に何を見たのか? 残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。
asahi.comより

これはすごいです。
今までの著者の作品とは一線を画する感じ。
結構分厚い本なのですが、一気読みでした。

事件の結末自体は最初の方でさらっと明かされるんですが、それでもどうなるのかと気になってぐいぐい読んでしまいました。
当たり前ですが登場人物それぞれに生活があって、人生があって、見栄もプライドもある。
それぞれの人たちの気持ちはわからないこともなくて、それでなんでこういうことになっちゃうのかなあと切なくなりました。
自分の思いを他の人にわかってもらうのは難しい。言葉ってなかなか足りないなあ…

一歩引いたところから見ると極悪人いうのは登場しなくって(まあ、小悪人的な人はいましたが)、一体誰が〈悪人〉だったのかというのはいろいろと考えてしまいました。

途中被害者の父親がこぼす
「今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎったい。大切な人がおらん人間は、何でもできると思い込む。……」
という言葉はなかなか痛かったです。

事件のネタはニュースとかワイドショートかでよく取り上げられるタイプのものなんですが、ひとまとめにされるこの手の実際のニュースの裏側には、それぞれの事情があるんだろうな、と今さらながら思ってしまいました。
どうしても、またかとか思ってしまうんですけどね。

なんか充実した読書でした。
|  ◆吉田修一 | 21:57 | comments(26) | trackbacks(6) | pookmark |
初恋温泉
初恋温泉

『初恋温泉』吉田修一(集英社)

温泉を舞台にした5つの短編集。

なんつーか、温泉の季節じゃないよなあ、とまず思いながら読書する私。作中も雪とか出てきますけど、温泉はやっぱり冬がいい。
もちろん風呂好きなので夏の温泉があかんとは全く!全く思ってませんが、絵になるのはやっぱり冬。

二つ目の話を読んでるときに気づいたんだけど、各短編のタイトルの裏のページに温泉の名前が書いてあるんですね。どうも実在の温泉を舞台にした話らしい…
で、ちょっと気になったんでインターネットでチェックしてみたけど、高い!!とても泊まれん…
特に「風来温泉」の二期倶楽部。鬼や…ちなみに主人公は保険の外交員ですが。一番行ってみたく思ったのは青森の青荷温泉でした。不便そうですけど…

それはさておき。
お話の方は、なんとなく不安な気持ちになる話が多かったです。
温泉で夫婦だったり高校生カップルとかが、いろいろ話したり話さなかったりするんだけど、ちょっと「あ、」って感じの空白があるみたいなお話。
旅行っていうのがそもそもそうだけど、いつもと違うところにたってはじめて出てくる気持ちとか言葉ってあるなあ、と思った。いつもにない隙があるというか。

温泉は特にカップルで行くと基本的には一人でお風呂入るから、いろいろ考えてしまう。ゆっくりつかるし。
そういう雰囲気がよくでてる話だった。
するりと日常に戻っていけるときと戻れない時があるんですよね…
このカップルたちはどうなったのかなあ。

良かったです。
|  ◆吉田修一 | 09:38 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
女たちは二度遊ぶ
女たちは二度遊ぶ
女たちは二度遊ぶ
吉田 修一

いつのまにか、5月ですよ!すごいね。はやいね。

『女たちは二度遊ぶ』吉田修一(角川書店)

11の短編集。ひとつひとつはかなり短めです。
作品ごとのリンクとかは特になし。ぽつぽつ読んでいくのがいいのかもしれません。

なにやら思わせぶりなタイトルなんですが、結局なんでこのタイトル?
いつかは意味がわかるだろうと思ってたんですが結局わからずじまい。読解力が足りないのか?別にいいけど。

ひとつの作品は30ページほどなのでさくさく読めます。全体的にはトーンは同じ。男性がいろんな女性のことを語ってる。男の人が見ると、女ってこうなのかと思った。実際のところどーなんかはわからんけど(どうなんですか?ふふふ。)

さすがに吉田修一で、どれも読ませるんだけどなんとなく可もなく不可もなく、って感じなのは短すぎるから?
個人的には著者の作品の中では…むーん…

|  ◆吉田修一 | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ひなた
ひなた
ひなた

今日はすごいぬくいです。散歩に出掛けたけど、本当にぽかぽかやった!もうすぐ春ですね。

『ひなた』吉田修一(光文社)

★★★★

彼女と彼と彼のお兄さんとその妻という4人の視点で語られる物語。家族と恋と。
人はみんなそれぞれにいろいろあるけれども、でも意外とフツーに生きてるんだなと思った。

私はこの弟カップルが好き。っていうか、弟!尚純君!がすごい好き。この子もいろいろあるんですが、育ちがいいのかなんだかすげえいい子なんです。あんまりいちゃいちゃした空気はないのに、何気に優しくて。甘くない優しさ?この弟カップルは若いのにしっくりした雰囲気のカップルで好感度高いです。

しかし、変な表紙…別にいいけど
|  ◆吉田修一 | 17:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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