ぼちぼち

本の感想と日々のできごと

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だれかの木琴
評価:
井上 荒野
幻冬舎
¥ 1,470
(2011-12-09)

JUGEMテーマ:読書 
どうしてわかってくれないのだろう。私はあなたが大好きなだけなのに。
主婦の小さな失望が、日常を静かに歪めていく。直木賞作家の待望の最新長編小説!

「またお店でお会いできるのを楽しみにしています」平凡な主婦・小夜子が、ふと立ち寄った美容室で担当してもらったスタイリスト・海斗から受け取った一本の営業メール。ビジネスライクなメールのやりとりは、やがて小夜子に自分でも理解できない感情を生んだ。どうしたら、彼のメールを取り返せるのだろう。だんだんと海斗への執着をエスカレートさせる小夜子。だが、自分が欲しいのは本当に海斗なのだろうか……。明らかに常軌を逸していく妻を、夫である光太郎は正視できない。小夜子のグロテスクな行動は、やがて、娘や海斗の恋人も巻き込んでゆくが――。
Amazon.co.jp内容紹介より

幻冬舎のHPにあらすじがなかったので、Amazon.co.jpからもってきました。

怖い!ものすごい怖い本でした。
ホラーです!かなりホラー。
もうどうやっても怖いとしか思いつかない。怖いよ〜。

主人公の主婦〈小夜子〉、だんだん、静かに壊れていくんだけど、その理由ってのがあんまりはっきりわかんない。そもそもはっきりした理由があるわけじゃないんです、多分。
でも何かおかしくて、本人にもそれと気づかないうちにゆがみが表に出ちゃう。
どんどんエスカレートしていくのが怖い。本人、別に感情が高ぶってるわけじゃないのに。淡々と静かに狂ってて。

〈小夜子〉の行動、全然わからないんだけど、でもなんとなくわかる気もしてそれが怖い!自分が!いや〜〜〜〜!!

というわけでなんとも恐ろしい、気色の悪い本です。
ラストも怖い。この後どうなんだろう。
がんばれ、娘!おとんは頼りにならんよ。

なんというか井上さんだし、ホラーって意識がなかったから余計怖かった。
読む前の先入観ってかなり読み方に影響するな、と思った一冊でもありました。
|  ◆井上荒野 | 18:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
あなたの獣
評価:
井上 荒野
角川グループパブリッシング
¥ 1,470
(2008-11-29)
JUGEMテーマ:読書

恋を拒み愛を乞うた男の一生涯。直木賞受賞第一作。

あなたがいないのは、あなたのせいじゃないの。妻は、僕の答えを待ってさえいなかった。たゆたうように女の間をぬって生きた櫻田哲生の生涯を、10の物語で。
角川書店HPより

肌色の表紙になにやら意味深なタイトル…
とか思いながら読んでたんですが、タイトルの意味はあんまりわからんかったかも。

主人公の〈哲生〉、なんなんだ、というくらいダメな人です。
全然魅力的に思えないのに、周りには女性の影が絶えない。不思議。

結構前に読んだんで、実はあんまり覚えてないんですが、読書メモには「怖い」って書いてます。
何が、誰が怖かったんだろう…??

|  ◆井上荒野 | 22:39 | comments(4) | trackbacks(2) | pookmark |
切羽へ
評価:
井上 荒野
新潮社
¥ 1,575
(2008-05)
JUGEMテーマ:読書

夫以外の男に惹かれることはないと思っていた。彼が島にやってくるまでは……。

静かな島で、夫と穏やかで幸福な日々を送るセイの前に、ある日、一人の男が現れる。夫を深く愛していながら、どうしようもなく惹かれてゆくセイ。やがて二人は、これ以上は進めない場所へと向かってゆく。「切羽」とはそれ以上先へは進めない場所のこと。宿命の出会いに揺れる女と男を、緻密な筆に描ききった美しい切なさに満ちた恋愛小説。
新潮社HPより

第139回 直木賞候補作。
15日には発表なので、それまでに読めそうなものは読んでおこうと。

井上荒野さんの恋愛小説。
またてっきり不倫の話かと思いきや今回はちょっと様子が違うようです。

海に囲まれた静かな島。島民はみんな知り合いという感じでみんなのんびりと暮らしている。
生徒が数人しかいない小学校に、新しく男の先生が赴任してきて…

主人公〈セイ〉のその男性教師〈石和〉への視線が印象に残った。
激しく惹かれるという雰囲気ではなく、気がついたら視線が追ってる。理由は本人もあんまりわかってない。
夫との穏やかな愛情。にも関わらず、どうしても気になる〈石和〉の存在。

〈セイ〉の心の揺らぎが丁寧に描かれてました。
ただ、私としては〈石和〉の魅力が全然わかんなくて、〈セイ〉の気持ちもよくわからんな〜と。
〈セイ〉の〈石和〉に対する気持ちは恋だったんですかね?
そこまで深い感じはしなかったんだけど…
|  ◆井上荒野 | 20:15 | comments(12) | trackbacks(7) | pookmark |
夜を着る
評価:
井上 荒野
文藝春秋
¥ 1,260
(2008-02)
JUGEMテーマ:読書

旦那の尻尾を掴んでやろうぜ──スイミングスクールで知り合った美穂と秋郎は東北へと向かう。男女に微妙な変化をもたらす8つの小さな旅

「よし、旦那の尻尾を掴んでやろうぜ」。ギタリストの夫の地方営業に女の影を感じる美穂は、隣の家の男と東北まで夫を追いかけていくのだが──表題作「夜を着る」のほか、父の葬儀に姿を現した、かつての愛人との避暑地の奇妙な記憶を描いた「よそのひとの夏」、大人になりきれない男女のひと夜のドライブの、ざらりとした感触が鮮やかな「アナーキー」など8篇を収録。8つの小さな旅のなかで、平穏だったはずの日常の皮膜が剥がれおちていく。フェミニンなのに、骨太。繊細なディテイルと確かな心理描写が魅力の短篇集です。
文藝春秋HPより

「旅」をモチーフにした8つの短編集…ってことを著者の後書きを読んで気づきました。
言われてみればそのような。ただ、ちゃんと準備してっていうよりは、日常からヒョイと抜け出したみたいな旅。

『ベーコン』(集英社)を読んだ時もそう思ったけど、井上さんの短編集の安定度ってすごい。世界に揺るぎがないというか。
読み終わった直後より、思い返してみた時にじわっとくる。
どの作品にもそれぞれ印象的な場面があって。
ちなみに今作は不倫度50パーセントくらい?(笑)

そんな中でもお気に入りは「映画的な子供」と「ヒッチハイク」。
どちらも登場人物の微妙な心の動きが巧みに描かれています。

それにしてもこの短編集の登場人物たち、これからどうなるんだろ…
|  ◆井上荒野 | 18:56 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |
ベーコン
評価:
井上 荒野
集英社
¥ 1,470
(2007-10)
JUGEMテーマ:読書

ささいで、そして艶めかしい、日常の営み
人の気持ちが動くとき、人生が少しだけ変わるとき、傍らにある料理と、それを食べる人々の心の機微を描いた珠玉の短編集。食べるという日常の営みが垣間見せる、エロティックで色濃い生の姿。
集英社HPより

ごはんがおいしそうな、短編集。
表紙が美しいです。

不倫とか不倫とかだったりするんですが、まあこういう世界もあるのだろうと思って読み読み。
心のちょっとした動きが静かに情熱的に描かれていて大人の読み物という印象を受けました。
なんとういか、主婦が美しい。

そしてやっぱりごはんがおいしそうです。
大人のカツサンド、食べたい。
ベーコンがこんなにおいしそうだったのは初めてです。
あとはトーストにのっけた目玉焼き。
う〜ん、おなかがすいてきた。
|  ◆井上荒野 | 21:54 | comments(10) | trackbacks(2) | pookmark |
学園のパーシモン
評価:
井上 荒野
文藝春秋
¥ 1,670
(2007-01)
パーシモンの手紙は選ばれた徴──裕福な子弟が通う私立T学園。薔薇の香に彩られた5月、ふたりの女生徒に赤い封筒が届く
文藝春秋HPより

なんだか恩田陸を思わせる学園モノ。
不思議な感じです。

異常にカリスマ的な園長とか、赤い手紙が届いた人は幸せになれるという伝説だとか、あやしい雰囲気満点。

このカリスマ人気の園長先生が病気で死にかけてるというのがお話の背景にずっとあって、それを巡っていろいろ事件?が起こるわけですが、そのへんのミステリチックなところは正直よくわからんまま。
でも生徒だとか教師だとかのそれぞれの思いや生き方とかを読みながら、ああこれが学校だよね、とか思いました。狭い世界で窮屈に感じて抜け出したいと思う人もいれば、特に何にも感じずに卒業していく人もいるというか。

ところで私が借りた図書館ではこの本ヤングアダルトの指定でした。
学園モノ、だから?
ヤングアダルトでいいんか?と思うんですが。
つーか探しにくいと思う…
|  ◆井上荒野 | 22:17 | comments(4) | trackbacks(2) | pookmark |
不恰好な朝の馬
不恰好な朝の馬

『不恰好な朝の馬』井上荒野(講談社)
夫の恋をもう許さないことに決めた妻。その夫と恋人の奇妙な旅。教え子との関係に溺れる教師。その教師の妻のあたらしい習慣。決して帰ってこない男を待つ女。その女が忘れられないもう一人の男。交わり、裏切り合ういくつもの恋と運命を描く、連作小説集。
「BOOK」データベースより

こういう感じの連作短編集って好きです。
ちょっとずつ違った視点で人物を見れるので。

表題作が好き。ってゆうか、〈悠〉がすごく気になって。
〈ルイ〉視点があったので〈悠〉視点もあるのかと思ったんだけどなくて、ちょっぴり?いやかなり残念でした。
不思議な女の子なんですよね。
気になる。

井上さんの書く女性はみんなどことなく品があるなあ、と思った。ぽやぽやしたりして見えるんだけどどっかでちゃんと落ちついてる感じ。芯がある。

最後の方のお話でチンピラの男の人が出てきたとき、あれこれ連作短編集じゃなかったの?みたいな気分になったんですがちゃんと繋がってました。
いろいろその後が気になることが多いんですが、楽しく読めました。
クリームソーダが飲みたくなった。
|  ◆井上荒野 | 21:57 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |
誰よりも美しい妻
誰よりも美しい妻
誰よりも美しい妻

『誰よりも美しい妻』井上荒野(マガジンハウス)

★★★★

見目麗しい妻とヴァイオリニストの夫というあんまりリアリティのない(悪口じゃないです)設定の夫婦のおはなし。夫の惣介はすぐ他の女に恋する困った男なんだけど(また女がみんな惚れんのよ。元妻・生徒・その友人…惣介の魅力ってなんやろう?子どもっぽさ?確かにかわいいけどね。48歳)、それをすべて気付きながらも知らん振りしている園子。

〈夫は私のもの〉だと知っているから信じられる。

最後には戻ってくる、ということなんでしょうが、知っているから信じてるというよりは、信じてることを知っているっていう感じでそういう恋愛もあるのだなと思った。
結局園子の世界って惣介(とまあ、息子)だけで完結してる。不幸と思うか幸福と思うか人それぞれなんでしょうけど、私はええなあ、と感じた。ある意味潔いというか…

マガジンハウスっぽいおしゃれ本。江國香織とか好きな人はぜひ。
|  ◆井上荒野 | 19:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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