ぼちぼち

本の感想と日々のできごと

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星のしるし
評価:
柴崎 友香
文藝春秋
¥ 1,300
(2008-10)
JUGEMテーマ:読書

30歳を目前にした会社員・果絵とその恋人、友人らとの静かなやりとりの中で大切なものが輝き始める。新鋭の集大成的傑作誕生!

30歳を目前にした会社員・果絵と、その恋人、友人、同僚、居候らが大阪の街を舞台に織りなすゆったりとしたドラマ。
祖父の死、占い、ヒーリング、UFO、宇宙人……。日常の中にごくあたりまえにあるいくつもの見えない「しるし」が、最後に果絵にひとつの啓示をもたらす。
繊細で緻密な描写力によって、世界全体を小説に包みこむ方法を模索してきた、純文学の世界で最も注目される作家の集大成的な傑作です。(NK)
文藝春秋HPより

ゆったりとしたスピードで語られる30歳目前の女子の日常。

いつも思うんですが、柴崎さんのお話は友人関係がなんだかちょっとまぶしい。
私の前の職場の先輩たちと果絵ちゃんたちグループのイメージがかぶって、柴崎作品読むたびに彼女たちのことを思い出してしまいます。

さておき。
今回も主人公の〈果絵〉の視線はいろんなモノを追ってて、興味深いです。
実際そんな風にいろんなものを見て、それにたいしていろいろ思うことって多いんですが、こうやって文章にするとなんだか新鮮。

占いやらカウンセリング?やらなんだかスピリチュアルな事がぽこぽこ出てきますが、私自身はほとんど興味はありません。
ただどっぷりはまるのはともかく、こういう風に何かのきっかけにと思って利用するのはいいかも。私はあんな金払えんけど…(どっちかいうと整体行きたいよ〜)

この世代の微妙な気持ちをうまく表してるなあって思いました。
|  ◆柴崎友香 | 23:46 | comments(3) | trackbacks(3) | pookmark |
主題歌
評価:
柴崎 友香
講談社
¥ 1,365
(2008-03-04)
JUGEMテーマ:読書

この歌がここで歌われたことは消えてしまわない
聞こえてくる人の声、街の音 そして、誰かの心に響く歌がある
「女子好き」な女性たちのみずみずしい日常の物語
第137回芥川賞候補作(「主題歌」)

「愛ちゃんて、かわいいな。こないだの子とはえらい違いやわ」
「誰でもかわいいやなあ、小田ちゃんは」
「誰でもやないよ。いろんなかわいいがあるやん」
ただ、かわいい女の子やきれいな女優を見ていると、それだけで幸せな気持ちになるし、そのことについて話すのが楽しい。

同時収録:「六十の半分」「ブルー、イエロー、オレンジ、オレンジ、レッド」
講談社HPより

昨日に引き続き関西なお話です♪

柴崎さんの文章はふんわりしてるけど、甘くなくっていい気持ち。
関西弁もええ感じやし。
ただちょっと今回は読みにくかった。
途中で視点が入り込むような文章なんですが、意図がいまいちわからん…

さておき表題作、〈実加〉の周りの人々、彼女たちとのおしゃべりはとってもよかったです。
特にごはん食べてる場面。
仕事じゃない時の時間の過ごし方が、素敵で。
友人関係とかがとっても自然体で憧れてしまう。
私のちょっと年上の先輩たちがこういう付き合い方してるんよね。距離感がいい。

女の子が好きな子らがいっぱい出てくるんですが、これがとってもよくわかりました。
ってか私の周りにもこんな子いっぱい。
可愛い女の子の話って妙に盛り上がる…
グラビアの女の子の写真集とか持ってる子もいるしね。
結構普通のことのような気もするけど、こうやって読むと新鮮でした。

一緒に収録されてる他の2作品も短いけど、柴崎さんの作品って感じでとってもよかったです。
『メルボルン1』せっかく買ったのに読めてない(^_^;)
そして『イルクーツク2』も入手済み。いきなり本が豪華になっててびっくりしました。
読まねば。
|  ◆柴崎友香 | 18:36 | comments(5) | trackbacks(3) | pookmark |
また会う日まで
評価:
柴崎 友香
河出書房新社
¥ 1,260
(2007-01)
好きなのに今は会えない人がいる……有麻は25歳OL。高校時代、修学旅行2日目の夜。同級生とのある記憶を確かめるため、約束もなしに上京。6日間の東京滞在で、有麻は会いたい人に会えるのか? とびきりの恋愛小説!
河出書房新社HPより

ブーバッド
これはこういう話じゃないです。全然違います。
というか恋愛小説じゃないでしょう、これ?

キュートな装丁。カバーの折り返しのところにはみ出た?イラストが可愛い。
舞台は東京なんですが関西弁だし、ゆるり、とした雰囲気はいつもどおり。
これ私好きです。

著者の作品はいっつも思うんだけど、男女が友達づきあいしてるのがいいと思う。男と女というなまぐささを感じさせない。こういう関係いいなあ、と普通に思ってしまう。

主人公は写真を撮る人だけど(職業じゃなしに)、周囲の切り取り方が絶妙で目の前にその風景が浮かぶよう(柴崎さんの作品はいつも風景描写がカメラ的ですね)。
気づくと主人公の視点でいろんなものを見ている。
こういう風にものを見たら東京もそう嫌ではなくなるのかなあ…

ところでこれは、好きでもなく(いや、好きは好きなんだろうけど恋愛になる好きとは違う気がする)かといって友達というのでもない、そういうよくわからんけどでもちょっと特別という気持ちを、そのまんま書いたお話の気がするんですが。
だってこの二人の間の感情は恋愛感情じゃないでしょう?多分。
まあ付き合ってたら恋人同士になってたかもしれん、とかはやっぱり思うんだけど。
それ以外のなにかがあるかもと思って会いに来て、やっぱり恋とは違った、というお話だと思います。
じゃあなんやねんっていわれると、やっぱり「セックスフレンド」なんですよ。純粋に友達とは違うし、恋人なわけでもないけど確かなつながりがあるというか…

とまとまりのない文章になってしまいましたが〈しょうちゃん〉、なんか好きです。
|  ◆柴崎友香 | 20:42 | comments(7) | trackbacks(2) | pookmark |
その街の今は
その街の今は

『その街の今は』柴崎友香(新潮社)

ちょこっと久しぶりな感じがする柴崎友香の新刊は、28歳の女の子の日常を描いたお話。
いつもどおりちょっとぬくっとした気持ちになれる感じの本やった。

地名がバシバシ出てきて大阪はあんまり詳しくないのでよおわからんと思いつつも、それでも他のところよりは全然わかるので、ああ、あの辺か、と懐かしい気持ちになりながら読めました。

主人公の〈歌ちゃん〉は大阪生まれの大阪育ち。
28歳アルバイト(失業中)、彼氏なし。
今のままではあかんと思いつつも、なんとなく日常を過ごしてる。

自分とは違うんだけど妙にリアルな部分もあって、著者と年が近いのと関西弁で語られるというのもあるのかもしれんけど、なんとなく友達の話を聞いているような気分になった。
いいやん、良太郎、ええやつやん。やつにしときいな、みたいな。

〈歌ちゃん〉の趣味は大阪の古い写真集めで彼女は今住んでるところと昔の写真を比べてどきどきすると言う。
昔と今では変わるものも変わらないものがあって、でもずっと続いてる、ってのはやっぱりなんかすごい。どきどきするのもわかるかなあ。
ずっと同じ場所におったら余計にそう思うかもしれん。

著者の作品はいつも大きな変化があるわけじゃないけど、でも日常にもいいとこあるやん、って思わせてくれるので私はなんか好きです。
そして、やっぱり関西弁、ええなあ…(ということでつられていつもより関西弁な感想なんでした)。
|  ◆柴崎友香 | 23:33 | comments(3) | trackbacks(2) | pookmark |
いつか、僕らの途中で
いつか、僕らの途中で
いつか、僕らの途中で
柴崎 友香, 田雜 芳一

なんか写真白黒の本みたいやけどちょこっと色付いてます。あわーいのが。

『いつか、僕らの途中で』柴崎友香/田雜芳一(ポプラ社)

書名だけしかチェックしてなかったのでイメージしてたのと違った。
ちょっとおおきめの版の大人絵本?離れて暮らす恋人たちの季節の往復書簡集とその間にちょっとした挿話。

山梨に住む〈僕〉と絵と挿話のひとつを田雜芳一が、京都に住む〈私〉と残りの挿話を柴崎友香が書いたみたいです。

今どき、手紙って…と思いつつ新鮮でした。やっぱ、メールとも電話とも違う温度を感じる。
絵はそれぞれの普段の生活のシーンが描かれているんやけど、ところどころに小さな文字でその場面の音(会話)が拾われていて、それがなんか微笑ましい。
鉛筆で描かれた絵も文章とよく合っていて、ぬくたい気持ちになれる本でした。

柴崎友香は大阪生まれ、ということですが京都を舞台にした話は『きょうのできごと』(河出文庫)もありますね。どちらも自然な京都の雰囲気が感じられます。

京都好きの人はぜひ読んでみて欲しいです。

|  ◆柴崎友香 | 21:51 | comments(3) | trackbacks(1) | pookmark |

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