ぼちぼち

本の感想と日々のできごと

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東京日記3 ナマズの幸運。
JUGEMテーマ:読書 
おおむね楽しい、ちょっぴりさみしい。カラダ半分、ずれている――。カワカミ・ワールドが詰まった、日記シリーズ最新作。2008〜2010年までの3年分を収録。「WEB平凡」の人気連載を単行本化。
平凡社HPより

川上さんのうそ日記ももう3冊目。毎度とっても楽しみにしております。
とか言ってたら、あとがきによると本当のこと率は10分の9に上昇ということで(*^_^*)
失礼いたしました。いや、とっても好きです。
ざくざく読むのはもったいなくて、ちょっとずつ読もうと思うんだけど、ゆっくりだけどいっぱい読んじゃう。
ああ、幸せ。

独特のゆるさと鋭さとおかしさとかわいらしさといろいろ、どこをとっても「川上弘美」なところがすごいと思う。
とっても短い日記なのに、たくさん想像しちゃう。
余白のたっぷり感が嬉しい。言葉の力が凄いのです。

WEBで連載中なのか。ず〜っと続いて欲しいなあ。
→WEB平凡:川上弘美:東京日記

|  ◆川上弘美 | 21:18 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
どこから行っても遠い町
JUGEMテーマ:読書

捨てたものではなかったです、あたしの人生――。

男二人が奇妙な仲のよさで同居する魚屋の話、真夜中に差し向かいで紅茶をのむ「平凡」な主婦とその姑、両親の不仲をじっとみつめる小学生、裸足で男のもとへ駆けていった魚屋の死んだ女房……東京の小さな町で、ゆるやかにつながって生きる人々の、その平穏な日々にあるあやうさと幸福。川上文学の真髄を示す待望の連作短篇小説集。
新潮社HPより

さすがに川上弘美さん、な一冊。
こういう連作短編集は本当にうまい。
とても良かったです。かなり好き。

どこにでもあるような町での人々の緩やかな暮らし。
ちょっとずつつながってる人とひとの、その距離感が絶妙でした。

川上さんの作品はゆるりと隙間があるようで、でも見えないものでみっちりしてる感じがします。
透明な膜で包まれたような世界にゆらりと浸ることができました。
|  ◆川上弘美 | 21:59 | comments(6) | trackbacks(4) | pookmark |
風花
評価:
川上 弘美
集英社
¥ 1,470
(2008-04-02)
JUGEMテーマ:読書

愛はいかにして色あせてゆくのか
日下のゆりは33歳。システムエンジニアである夫の卓哉と結婚して7年。平穏な日々が、夫に恋人がいるという一本の電話で破られる…。何気ない日常の中で、色あせてゆく愛を描く長編恋愛小説。
集英社HPより

不思議な読み心地の作品。
淡々としてるようで、ねっとり。ちょっと酔ったみたいになってしまった。

夫の不倫とかよくわからん旅行とか何やらいろいろあるんだけど、肝心なことへのアクションがものすごく少なくって、主人公があんまり考えてるようでもなくって、ただただ時間だけが流れてゆくおはなし。
「私はどうしたいんだろう」ってのはすごくわかるんだけど、そこから全然進まない。
周囲は動いてるし、〈のゆり〉自身もいろいろやってるんだけど、心の動きが付いていってない。

こんな妻、不倫中の夫からはどう見えるんだろう…ちょっと怖いよなあとは思いつつ、〈卓哉〉あほなので同情はできません。

〈のゆり〉が頑張って、ちょっとずつ気持ちを伝えようとしてるところには心動かされました。ようやくの決断も、納得。
自分と向き合うってしんどいなあと思いました。
〈のゆり〉は強くなった。えらい。

ラスト、良かったです。
やっぱり、川上さん好きだ。
|  ◆川上弘美 | 21:01 | comments(4) | trackbacks(4) | pookmark |
東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2))
JUGEMテーマ:読書

「某月某日 ひよこの夢をみる。大きなひよこ十羽ほどにのしかかられる夢である。」……不思議で可笑しく、ちょびっと切ない、カワカミさんの人気の日記、続いてます。2004〜2007年分を収録。
平凡社HPより

『東京日記 卵一個ぶんのお祝い。』の第二弾。
エッセイってあんまり好きじゃなくて読まないんだけど、川上さんのは別。
かなり好きです。
今回もじっくり読ませていただきました。
そして大満足。

川上さんは、小説もそうなんだけ、言葉の使い方がうまくて気持ちいい。
ひとつひとつ取り出すとそんなに特別な言葉じゃないように思うけど、すごい素敵な言葉に見えてしまう。
今回「なまける」がとてもお気に入りで、喜んでいっぱい使ってしまいました。

それにしても「ほかに踊りを知らない。」の「踊り」が○○○○だったとは意表をつきました。さすが!
|  ◆川上弘美 | 21:41 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
真鶴
真鶴

『真鶴』川上弘美(文藝春秋)
失踪した夫を思いつつ、恋人の青茲と付き合う京は、夫、礼の日記に、「真鶴」という文字を見つける。“ついてくるもの”にひかれて「真鶴」へ向かう京。夫は「真鶴」にいるのか? 『文学界』連載を単行本化。
「MARC」データベースより

なんというか不思議な感触の本。
出版社のHPに《川上弘美さんにとっても「ターニングポイントになるかもしれない」という期待の大作です》ってあったけど確かに今までの川上作品とは違う感触でした。

読みづらいというのとは違うような気がするのだけど、なんというか読み進みがたい本でした。
気づくと同じ文章読みなおしてたり、戻って読んでたりと妙に時間がかかってしまった。
読書スピードをコントロールされてる感じでした。
短い分量で話(思考?)があちこち飛ぶからかな?
でも文章とかやっぱり美しいです。

主人公が何度も行く〈真鶴〉、私てっきり人の名前と思ってたよ…(わざわざ地図で確認してしまいました)。
〈真鶴〉の雰囲気と〈ついてくるもの〉、主人公の心のゆらぎ…なんか悪い感じではないんだけど良い感じでもなく、酔っ払ったような気分になった。
なんか「気」に当てられたというか。

濃い作品でした。
|  ◆川上弘美 | 21:18 | comments(6) | trackbacks(3) | pookmark |
ハヅキさんのこと
ハヅキさんのこと

『ハヅキさんのこと』川上弘美(講談社)

やっぱり、川上弘美がかなり好きです。
ってか、この長さは川上弘美。
長編ももちろん好きなんだけど、これくらいの短編が一番あってる気がします。
まったりとした時間を過ごせました。

エッセイ風小説、みたいなことをご本人も言っておられますが、登場人物の年齢設定がわりと高めでちょっとびっくりしたりした。

私は恋愛至上主義とかじゃないけど、いくつになってもこうやって誰かのことを好きになれたらいいなあ、とか思ってしまった。ってか年の話が出て来なければ全然違和感なく自分くらいの人と勝手に考えて読んでしまっていました。
年齢のことを意識してみても、別に高校生のこととしてもおかしくは感じなくって面白かった。
もちろん、切羽詰ってる感じとかは薄いから、それが年なのだといわれたらそうなのかもしれませんが。

なんとなく10年後、20年後の自分を想像して、多分そんなに変わってないんだろうなと思ってほっとしたような、残念なような複雑な気持ちになったりするのでした。

|  ◆川上弘美 | 20:31 | comments(4) | trackbacks(1) | pookmark |
ざらざら
ざらざら

『ざらざら』川上弘美(マガジンハウス)

雑誌『ku:nel (クウネル)』掲載作品を中心とした短編集。『クウネル』自体読んだ事ないのであれなんですが、なんか川上弘美と『クウネル』っていかにもな感じがしすぎです。どうでもいいんだけど。

ひとつひとつのお話の長さは10ページもないのですが、じっくり読みたいお話が並んでます。短編集だけど慌てて読むべきでない。いっそ一日一話ずつでもいいかもしれません。私はそんな読み方してませんが。
でもまったりと濃厚で、すごく好きな本です。さすが川上弘美。

お気に入りは『トリスを飲んで』『春の絵』『椰子の実』とか。特に家族旅行の話は良かった。お父さんってのが珍しい感じがしました。

それぞれのタイトルに味があって良かったです。
言葉の使い方がやっぱりうまい。

私サイン本は何冊か持ってるんですが直接出かけていっていただいたのは川上弘美さんだけです。あんな風な女のひと、いいなあ。
|  ◆川上弘美 | 21:01 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |
夜の公園
夜の公園
夜の公園
川上 弘美

『夜の公園』川上弘美(中央公論新社)

おっと、びっくり。
ってゆーか、この本、著者隠されて「誰か当ててみ?」と言われたら「江國香織!」と答えそうな気が…
いや、よく読んだら違うんだけど。
(みんなわりとそう思ってたようで他の方の感想にも江國香織の名前がちらほら)

とちょっと戸惑いましたがこれはこれで悪くなかったと思います。
まあ、どちらかと言えば『センセイの鞄』(文春文庫)路線のほうが好みですが。

川上弘美の書く女の人ってなんか影の濃い人(芯のあるひと?)という印象があったので、最初あまりにも生活感のない女が出てきたのでそう思ったのかも。

夜の公園、のその雰囲気のままのお話のような気がしました。なんか寂しい。一人ぼっち、なんですよね…
あんなに近くにいるのにね。
寂しいお話だな、と思いました。
みんな幸せになって欲しいなあ。

あいかわらず言葉遣いとかは美しくて素晴らしかったです。

あ、私は〈暁〉君がかなり好きです。
|  ◆川上弘美 | 20:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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