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本の感想と日々のできごと

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私の男
評価:
桜庭 一樹
文藝春秋
¥ 1,550
(2007-10-30)
JUGEMテーマ:読書

狂気にみちた愛のもとでは善と悪の境もない。暗い北の海から逃げてきた父と娘の過去を、美しく力強い筆致で抉りだす著者の真骨頂

消費されて終わる恋ではなく、人生を搦めとり、心を縛り支配し、死ぬまで離れないと誓える相手がいる不幸と幸福。
優雅で惨めで色気のある淳悟は腐野花(くさりのはな)の養父。物語はアルバムを逆から捲るように、二人の過去へと遡る。震災孤児となった十歳の花を若い淳悟が引き取った。空洞を抱え愛に飢えた親子には、善悪の境も暗い紋別の水平線の彼方。そこで少女を大人に変化させる事件が起き……。黒い冬の海と親子の禁忌を、圧倒する恐さ美しさ、痛みで描ききる著者の真骨頂。お楽しみに!
文藝春秋HPより

装丁が美しい!
が、お話の方はもうどろどろ、排他的で閉塞感がただよう物語。読んでて息苦しくなった。
濃かった…

なんというか、ものすごく嫌な気持ちと憧れるような気持ちがありました。
ここまで、依存しあってというか、二人の世界で完結してるのは幸せそうだなと。

ただまあ、最初の方に抱いてた〈淳悟〉への好感度は物語が進むにつれて地を這うことに…
特に「おかあさん」には怒りを覚えました。

それにしても、もうちょっと何とかならんかったのかな。ならんかったんだろうな…

過去へ過去へと遡っていく形式で、冒頭の二人がどうなったか気になってたのでちょっと残念でした。
哀しいお話でした。


と、実はこのお話2・3日前に読んだんですが、どうも後に引きずる本です。
気がついたらいろいろ考えてしまう…
たまにはこういう本もいいものですが。
|  ◆桜庭一樹 | 20:32 | comments(7) | trackbacks(4) | pookmark |
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こんばんは!
読み終えて、どう書こうかなぁと悩み悩みながら感想を書きました。
モヤモヤと心にあるものを上手く言葉に出来なくって、もどかしい。
花と淳悟の関係は正しくはないけれど、本人達は幸せだったんだろうなぁとも。
すっごい哀しい幸せのような気がするけれども。
| エビノート | 2007/12/10 9:58 PM |
こんばんは。
尋常でない濃さでしたね。
読み進めるほどに息が詰まるみたいでした。
家族というものを知らなかったこの2人には、
距離感の適切な取り方がわからなかったんじゃないのかと…。
| 藍色 | 2007/12/11 1:41 AM |
◆エビノートさん、こんばんは。

やっぱりいまだにウジウジ考えることがある作品です。ある意味すごいかも。

>本人達は幸せ

他の多くの人にとって当たり前のことをすごく喜んでるような、そんな感じで哀しかったです。

◆藍色さん、こんばんは。

疲れましたよ。
毒にやられた感じかも。
二人の未来が幸せであることを祈りたい気持ちですが、どうかなあ…

世界が二人で完結してしまっていて、それがとっても寂しいと思いました。
| ちきちき | 2007/12/11 6:41 PM |
こちらのブログで「どうも後に引きずる」と書いてあったので覚悟して読みました。準備ができてたぶんダメージは少なくてすみましたが、うーん…濃くて暗いすごい話でした。
自分がこんなんなるのはイヤだなと思うのと同時に、ちょっとうらやましい気もしてみたり。結構心揺れますね。
| まみみ | 2008/01/08 2:59 PM |
まみみさん、こんばんは。

普段はさくさく読んでるんですけど、引きずる時はすんごい引きずるんですよ(^_^;)

嫌な気持ちと同時に、やっぱりちょっとうらやましい気持ちもありますよね。
| ちきちき | 2008/01/08 10:08 PM |
すごい内容に圧倒されてしまいました。
花と淳悟、その後はどうなったのでしょうね。気になります。
TBうまくないらないので、URLに残しておきます。
| | 2008/02/26 4:58 PM |
花さん、こんばんは。

濃かったですよね。
二人のその後は気になりますね。何とか幸せになって欲しいものだと思いますが。

そして、こないだの「情熱大陸」に桜庭さん出演されてました。
ついに「情熱大陸」…。かっこええ。
小説の文章って読み上げられるとちょっと照れます…
| ちきちき | 2008/02/26 9:42 PM |









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私の男 〔桜庭 一樹〕
私の男桜庭 一樹 文藝春秋 2007-10売り上げランキング : 237おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools ≪内容≫ ずっと離さない、離れない、逃れられない。 堕ちていく幸福―― 狂気にみちた愛のもとでは善と悪の境もない。 暗い北の海から逃げてきた父と娘
| まったり読書日記 | 2007/12/10 9:35 PM |
私の男 桜庭一樹
装幀は鈴木成一デザイン室。装画はMARLENE DUMAS Couples(Detail)。初出別冊文藝春秋。 震災孤児の竹中花・9歳は遠縁の腐野淳悟(くさりのじゅんご)・25歳の養子になり、一緒に暮らして15年、24歳と40歳。2008年6月、花の結婚
| 粋な提案 | 2007/12/11 1:42 AM |
「私の男」 桜庭一樹
私の男桜庭 一樹 文藝春秋 2007-10売り上げランキング : 311Amazonで詳しく見る by G-Tools 内容説明 優雅だが、どこかうらぶれた男。一見、おとなしそうな若い女。アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか。この世の裂け目に堕ちた父娘の過去を圧倒
| 今日何読んだ?どうだった?? | 2008/01/10 12:11 PM |
私の男<桜庭一樹>−(本:2009年36冊目)−
私の男クチコミを見る # 出版社: 文藝春秋 (2007/10/30) # ISBN-10: 4163264302 評価:70点 第138回直木賞受賞作。 問題作だと言われていたので興味はあったのだが、これまで読まずじまい。最近図書館で見つけて借りてきた。 明日が返却日なので、夜中に2時
| デコ親父はいつも減量中 | 2009/03/15 2:35 AM |

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